根室本線 常豊信号場

2013年1月6日日曜日

無人駅

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北海道十勝郡浦幌町にあるJR北海道根室本線の常豊信号場。1966(昭和41)年に設置、1971(昭和46)年に無人化されたようです。かつての通票閉塞時代に使用していた短いホームが残り、過去に旅客扱いされたことがないにもかかわらず駅名標が立っています。※現在は解体されてしまったようです。

2012年訪問

保線詰所の建物。入口には常豊信号場の木製看板が掲げられています。


絶対に特急などは停まれないであろう短いホームです。


『つねとよ』の駅名標です。同じ根室本線の信号場でも東庶路信号場には駅名標がありませんので、特別扱いですねw


ホームの階段に残る、通票の文字です。


かなり錆の入ったプロパンガスボンベですが、メーターに入る前で閉止されています。


40年は経過してるであろう歴史あるホームです。

2014年訪問

JR北海道根室本線常豊信号場。2度目の訪問になりますが、今回はタブレット閉塞時代の名残りを探しに立ち寄りました。


立ち寄ったのは日没の直前です。夕日が眩しいです。


早速ホームへ。階段には前回も見つけた通票閉塞時代の名残り、『通票』のペイントがありますが、何故わざわざ階段に書いているのかは知りません。


そしてこれが『タブレット授(受?)器の柱を設置するための穴』と言われているものですが、これについても詳しいことは知りませんw 板で穴を塞いだ跡があるのは保線作業員の安全のためでしょうか。


この日は夕張まで日帰りで遊びに行った帰りですので、すっかり日が暮れる時刻となってしまいました。


この信号場の見どころは、このホームと駅名標らしいです。過去に旅客扱いをしたことがないにもかかわらず、信号場にしては立派過ぎるホームと駅名標まであるのは珍しい、とのことです。仮乗降場にする計画があったという噂もあります。


標津線の廃線跡で見てきた数々のプラットホーム、『鉄骨製コンクリート床簡易型ホーム仮乗降場スタイル』に造りが似ています。ということは、やはり仮乗降場にする計画があったのかも知れませんね。


ホームに開いている穴を下から覗いて見ると、こんな感じになっていました。


帰りがけ、丁度よく『特急スーパーおおぞら7号』が猛スピードで信号場を駆け抜けて行きました。おおぞらは上り下りで12本しか走ってませんのでラッキーでしたw


注意事項

遺構については個人が趣味の範囲で調べたものですので、必ずしも正確なものではありません。また、当ブログでは熊などが生息している危険な場所を扱うことがありますが、探索を推奨するものではありません。なお、当ブログを見て何らかのトラブルに巻き込まれても当方は一切責任を負いません。

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