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石炭運搬用トラックステーション |
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数年前の状況 |
写真ではわかりにくいのですが広場の路面は苔で覆われ、奥へ続く林道も倒木やトタンなどの瓦礫だらけだったような気がします。
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トラックステーション内部 |
窪みには相変わらずの不法投棄。ここは特に片付けられたという印象はありません。
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奥地へと続く林道 |
本岐炭鉱神社が1941(昭和16)年に設立されており、これがそのお社かどうかはわかりませんが、80年経過してるなら無理もないかと。
お社の付近には、アンカーボルトの突き出た基礎コンクリートが並んでいます。
太いパイプか何かを支えていたような土台群です。詳細は不明。
遺構の上面を確認。ちなみにこの崖下には庶路川の支流が流れています。
上面はパイプを切ったようなものと、黒いゴムのような塊が。ベルコンのゴムベルトでしょうか?
すぐ近くにレールがありました。
このレールが敷いてある遺構の下には坑口があります。
軽く潜って覗き込んでみます。
数メートル先で閉塞しているのを確認しました。足元には枕木のようなものが転がっていました。
炭鉱跡には坑口が他にも多数、この辺りに集中して見られます。
二つの坑口が向かい合い並んでいます。
こちらには扁額の跡がクッキリ残っています。
正面に回ると、密閉するコンクリートが欠け隙間が大きくなっているのが確認出来ます。
その隙間からはベルトコンベアが確認出来ます。
林道は車で走りやすいようにすっかり整備されています。今までは歩きにくいほど倒木や瓦礫だらけだったように記憶していますので、かなり大きな変化じゃないかと思います。こんなに路面が露出してなかったのと、何より砂利が新し目でした。
林道から外れた場所にあるこちらの建物は壁だけ。詰所でしょうか。
油断してると落とし穴に嵌るので注意です。
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石炭ポケット |
手前には、そう古くなさそうな電子レンジみないなものが不法投棄されていました。以前は無かったような気がしますが、見えなかっただけかも知れません。
下を走るベルコンに落とすためのホッパーが並びます。
今回は作業の邪魔にならないよう短時間の滞在でしたが、ざっくり見た感じ選炭場や貯炭場にも特に変化は見られず、ただ道路だけが片付けられていました。なおこの日はオープンな状態でしたが、現在ではチェーンがしっかり張られて車での侵入は出来なくなっています。長年放置されていたと思っていたのですが、林業が本格化したのでしょうか?