本岐炭鉱跡(白糠町)2012

2012年6月8日金曜日

炭鉱

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北海道白糠郡白糠町中庶路にかつて存在した明治鉱業の本岐炭鉱。昨年に続いて今年も訪問。1度目は初夏に、2度目は秋のガイドツアーで訪問したことで、本岐炭鉱の遺構や歴史の知識が少し増えました。

初夏の訪問は初めてでしたが、前回は見つけられなかったテレビのハリボテを見つけました。昭和生まれの自分にとっては懐かしい感じのものです。炭鉱のものなのか、昔からある不法投棄のものなのかは不明ですが、検索してみると昭和40年代のナショナルカラーテレビ 20形/IC・トランジスタ/パナカラーTH20-A7という製品のようです。閉山が昭和44年頃なので、もしかしたら当時ものなのかも知れません!


足早に貯炭施設を通り抜けます。


選炭場ですが、蕗の群生が行く手を阻みます。


虫も少し出てきてますので嫌な感じです。夏場に探索をすると草木で歩きにくく、熊、蚊、アブ、蜂に遭遇するかも知れないのでなるべく避けていますが。


緑とコンクリートのコンストラストが映えますので、これはこれで良いかな。


石炭ポケットですが、蕗が多すぎて進むのを断念します。


再び選炭場の中に入ります。


斜め撮りが多いのは、当時流行っていたからでしょうねw


選炭場で当時もののプレートを見つけました。本日は発見が多いです。


日没後なので、だんだん暗くなってきました。


ズリポケットを見上げてみました。


40年前のズリとコンクリートブロックです。


霧も出てきたので退散しました。季節は初夏で歩きにくく写真も撮りづらいのと、訪問時点で18時を回った日没後だったということもあり、滞在時間30分程で早々に切り上げるショート探索となりました。が、そこまでして行く必要は無かったのかも知れませんw


そして秋。三たびの訪問です今回は博物館主催のツアーですので、大勢の知らない人と一緒ですw


まずはトラックステーション。ガイドの説明で、この建物がどう使われていたのか知りました。


ベルトコンベアからの石炭は、この天井にある穴を通り建物へ入っていた?


この窪みにはトラックで積み出す石炭を貯めていた?などと、現地でそんな説明があったかどうか定かではありません。拡声器によるガイドだったのであまり聞き取れませんでした。


ベルコンからのズリを一時受け入れしていたポケットだと思いますが、詳細は不明です。こんなポケットではすぐ一杯になってしまいますが、ズリをどうやってズリ捨て山に運んでいたのかはわかりません。ベルコンを直接通せなかったのでここに貯めていた?


ズリポケットの上部です。いろいろな金属や横に開いた穴が気になります。


ズリのアップです。ズリポケットだと思った理由がこれです。横に開けられた穴も気になりますが、現地でいろいろ聞けなかったことが悔やまれます。


こちらは選炭施設。水力採炭方式採用後に建設したもののようです。


柱だらけの内部は立体的で複雑な造りになっています。


半地下を含めて三階層、更に上屋もあったのでしょうか。


水力採炭方式とは、高圧の水を噴射し石炭を掘り崩して行う採炭の方法で、この施設が柱だらけで複雑な造りになっているのは水力採炭の施設だったから、とのことですが詳しくはわかりませんでした。


完全には読み取れませんが、油倉庫と書いたものがありました。


こちらは人道坑口だそうです。今立っている辺りに坑口風呂があったとか。


炭鉱神社の祠ですが倒れています。昨年とあまり変化はなさそうです。


遺構の一つ一つをガイドしてくれるわけでは無いので、結局ここに何があったのかは謎のままでした。


足元には街灯だったものでしょうか?ランプが転がっています。


この周辺は住居がたくさん並んでいたようで、トタンなどが辺り一面に散らばっていました。

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