『国鉄士幌線』は1925(大正14)年に帯広-士幌間で開業、全線廃止は1987(昭和62)年。
士幌以北を順次延伸し十勝三股まで1939(昭和14)年に全通した路線です。
タウシュベツ川橋梁は、1937年の完成でしたが糠平ダム建設によるルート変更で、1955年に廃止となっています。
真夏のタウシュベツ川橋梁
無数の切り株に緑の草原が眩しいです。
真夏のタウシュベツ川橋梁。
春先はもっと茶色っぽかったのですが、夏は白いんですねw
発電用人造ダム湖『糠平湖』の湖底に遺る11連のアーチです。
いつ崩れるかわからないので、タウシュベツ川橋梁の周辺にはロープが張られています。
以前はここまでロープを張ってなかったような気がします。
路盤に上がる者がいるんでしょうか。
どうしても気になる、崩落部分。
右から数えても左から数えても6番目になるアーチ、つまりど真ん中のアーチの側壁が無くなって、中身が溢れていますね。
長さ71mで、音更川を渡っています。
よく見ると、橋の裏に立派なスズメバチの巣がありました。
駅跡は現在、上士幌町鉄道資料館が建っています。
ドアの左には開館中とありますが、右側には休館とあります。
今となってはどっちだったのか覚えてませんw
第二音更川陸橋
国道からは木々に阻まれて見えない7連アーチ橋、ここは初めての訪問でした。
対岸の取り付き部分ですが、アーチ橋の脚が一部分が無くなっています。
どうやら下流のほうに流されたようで、それらしいコンクリートが川の中にありました。
こうして見ると浮いているようで危なっかしい感じ。
路盤の上には乗らないほうが良さそう。
※2019年に一部崩落しました
アーチを下から見上げてみます。
コンクリートの劣化も激しいですね。
やっとタウシュベツ川橋梁
冠水の時期に来たのは初めてでしたが、残念ながら風が強くてメガネとはならず。
こんな時間まで滞在したのも初めてでした。
そして遂に…辺りは真っ暗となります。
タウシュベツ川橋梁の周辺には余計な明かりが無いため、星空が素晴らしく綺麗です。
ただ、まだ10月と言えども現地はとても冷え込むので寒さ対策は必須ですね。
道東方面に帰宅するので、鍵と許可証の返却の任務を受けました。
十勝西部森林管理署東大雪支署の裏口。
ここの鍵返却ポストに投函します。
家に着いたのは夜中でしたねw