士幌線の廃線跡2012

2012年11月12日月曜日

廃線・未成線

t f B! P L

士幌駅

北海道河東郡士幌町にかつて存在した、国鉄士幌線士幌駅。現在は士幌交通公園になっており、当時の駅舎や構内がそのままの形で保存されています。士幌線は1925年に開通し1987年に廃線となりました。

知る人ぞ知るという感じの士幌交通公園ですが、同じ廃線駅跡でも道の駅併設のものに比べるとマイナーな感じで、人の賑わいはほとんどありません。


国鉄士幌線の歴史がここに記されています。明治時代の北海道鉄道敷設法から始まり、大正時代に開業、以来62年間運用されていた路線なんですね。


駅舎は行政により大切に保存されている模様です。


駅は常時施錠されているようで、士幌町役場に申し出れば開けてもらえるとのことですが、申し出てないので外観だけの見学となりました。


これは手動の信号切替機だそうです。下出・下場・上場・上出と書いたレバーがあります。


ホームと保存車両が見えます。


保存車両です。4842のペイントがあります。相当、塗装が剥がれてきており、個人的にはこの方が味を感じますが、車体には良くなさそうです。


車両についたハンドルですが、どう使うのかはわかりませんw 調べてみると手ブレーキのハンドルのとのことです。


ガラス越しに内部を撮影。これは車掌室でしょうか?


こちらは貨車ですね。


やはり道東。他の交通公園同様、とても静かな公園でした。

第三音更川橋梁

北海道河東郡上士幌町に遺る、国鉄士幌線のアーチ橋。1987年に廃止となった士幌線の廃線跡にあるいくつものアーチ橋は、北海道遺産に選定され今もアーチ橋巡りのツアーなどが行われているくらいメジャーなスポットとなっています。


ここからアーチ橋巡りですが、時間がないので駆け足での訪問になってしまいました。


橋梁の脇には下に降りられる道があり、近づいて見ることが出来ます。


第三音更川橋梁の看板です。当時は募金活動が行われていました。

第四音更川橋梁

ですが、途切れてしまっています。崩落でしょうか?

第二音更川陸橋

あまり時間がないので非常に見づらい写真になりました。

三の沢橋梁

こちらには広めの駐車スペースがあります。


三の沢橋梁は橋の上を歩くことが出来るようになっています。


保線の待避所でしょうか。穴が空いているので注意。


横から見るとこんな感じです。

五の沢橋梁

こちらは少し歩かないと見れません。

タウシュベツ川橋梁

今の時期は糠平湖に沈んでいるはずです。


やっぱり見事に沈んでいますねw

幌加駅

幌加駅の看板です。フレームがカッコいい!


ここで「バイクで日本一周をしている」という若者と出会い、一緒に駅跡を探しながら旅の話や廃線の話で盛り上がりました。彼は日本一周出来たのだろうか?


電話などを収納していたものでしょうか?こんなものに落書き?


ホームですね。レールから奥が気になりましたが、「これから旭川に向かいます!」と言っていた若者とはここでお別れし、今回最後の橋梁を目指します。

第五音更川橋梁

今回の目玉です!これが見たかった。


金網で封鎖されいるため、路盤への侵入は出来ないようになっています。


帰りに士幌町で見た夕焼けはとても綺麗でした。駆け足で巡った観光スポットとなっている廃線跡やコンクリートアーチ橋でしたが、その自然も含めてスケールの大きさを感じました。若者との出会いも良い思い出になり、ここにはまた遊びに来ようと思いました。



更新状況

ブログランキング

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキング

注目の投稿

室蘭工場夜景2018

2017年、北海道室蘭市の工場夜景に異変が発生しました。2017年9月、JXTGエネルギー室蘭製造所が2019年3月末をもって製品製造部門から撤退することを発表。室蘭の工場夜景は人気が高く、新たな観光資源として注目を集めていたのですが、室蘭観光協会は撤退によって『どの程度明かりが...

人気の投稿

注意事項

遺構については個人が趣味の範囲で調べたものですので、必ずしも正確なものではありません。また、当ブログでは熊などが生息している危険な場所を扱うことがありますが、探索を推奨するものではありません。なお、当ブログを見て何らかのトラブルに巻き込まれても当方は一切責任を負いません。

個人情報について

QooQ