張碓のケーブルハット(小樽市)

2017年6月16日金曜日

歴史的建造物

t f B! P L
北海道小樽市、張碓の軍事道路沿いに存在する『装荷線輪(コイル)』の収容庫で、昭和のはじめ頃から電話線の中継所として使われていたもののようです。正式には逓信省装荷線輪装置用ケーブルハットと呼ばれるもので、全国でも数か所しか遺っていない産業遺産なんだとか。

軍事道路の脇に佇む小さな小屋が装荷線輪収容庫です。この軍事道路は、1904(明治37)年に日露戦争に備えて作られた、小樽と札幌を結ぶ道路なんだそうです。


訪問当時は何も知らず、郵便関連の設備だと思っていました。でっかいポストかとw


〒マークのついた小屋内部を見てみます。


中はカラッポでした。


ネットでケーブルハットを検索してみると似たような画像が出てきます。この遺構もそれらの仲間だとは思いますが、自信はありませんねw


重厚な観音開きの扉には、把手が遺っていました。


森のなかにひっそりと佇んでいます。


〒マークは明治から昭和にかけて郵便と通信を管轄としていた『逓信省』のものです。テイシンショウのテが〒になったと言われています。


と言うわけで最後は泥濘んだ林道を堪能します。


半月前に買ったばかりのジムニーを駆って、ノーマルタイヤで泥濘の急斜面に挑みました。


アレを登るのは無理でしたねw


更新状況

ブログランキング

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキング

注目の投稿

室蘭工場夜景2018

2017年、北海道室蘭市の工場夜景に異変が発生しました。2017年9月、JXTGエネルギー室蘭製造所が2019年3月末をもって製品製造部門から撤退することを発表。室蘭の工場夜景は人気が高く、新たな観光資源として注目を集めていたのですが、室蘭観光協会は撤退によって『どの程度明かりが...

人気の投稿

注意事項

遺構については個人が趣味の範囲で調べたものですので、必ずしも正確なものではありません。また、当ブログでは熊などが生息している危険な場所を扱うことがありますが、探索を推奨するものではありません。なお、当ブログを見て何らかのトラブルに巻き込まれても当方は一切責任を負いません。

個人情報について

QooQ