落石無線電信局(根室市)

2012年8月9日木曜日

歴史的建造物

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北海道根室市落石西にある落石無線電信局の建物。旧逓信省管轄の落石無線電信局として1908(明治41)年に落石岬の先端で開局。その後、1923(大正12)年に落石無線送信所としてこの場所へ移転した時からの建物で、1966(昭和41)年まで使用されたようです。その後は恐らく長年放置されていたところ、現オーナーが購入したものだと認識していますが…あまり自信はありませんw

落石計画の看板。ゲートが閉まっているため、ここからは徒歩になります。


当日はあいにくの霧模様でした。


付近にはアンテナ塔の土台があります。


立派な記念碑が建っています。


こちらは根室市の史跡標柱。根室市教育委員会により設置されたもので、根室市内の歴史的建造物の跡などを広めるため、昭和62年から史跡標柱を整備しているとのことです。素晴らしい活動ですよね。


『落石計画』の看板が立てられています。現在、この建物は根室出身の版画家の方が所有する個人ギャラリーとなっており、建物の内部が公開されるのは『落石計画』というアートイベント開催期間の数日のみとなっているようです。


アトリエとして生まれ変わったこの建物は、窓が塞がれ扉は鉄製のものとなっています。


内部の様子ですが、イベントの作品創りが始まったばかりのようで、壁には展示位置を示すであろう貼り紙があります。


柱にはたくさんの落書き。長年放置されていたと思った理由はこの落書き跡です。


こちらの面は窓がオープンになっていました。初日ということでイベントの準備のためか、ジャージ姿の学生さんらしき方々が多数おり、忙しそうに行ったり来たりしていますので、邪魔にならないように建物を観察します。


時代を感じさせる天井ですが、デザインもイカしますね。


作品創りの邪魔にならないよう早々と退散します。


それから2ヶ月後、再びの訪問です。今回は落石無線電信局の裏手にやって来ました。


この辺りには多数の住居基礎や土管などが点在しますが、無線局関係の建物があったのか民間の住居が並んでいたのかはわかりません。


便槽のような跡もあります。


浴室っぽいものもあります。


ここは台所?


ここの感じからすると一般的な住居というより電信局の付帯施設だったのかな?


この時はアートイベントが終わっていたため周辺に居るのは我々だけでした。


少し離れた場所から落石無線電信局を振り返ります。ちなみにこのRですが、恐らく建物を所有されている方のイニシャルだと思います。

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