北海道勇払郡穂別町にある旧国鉄富内線の富内駅は登録有形文化財に登録されている駅で、構内には駅舎やホーム・線路等が遺されています。富内線は北海道勇払郡むかわ町の鵡川駅を起点に沙流郡日高町の日高町駅までを結んでいた、1986年に廃線となった路線です。
富内駅の外観です。併設する看板には『ふたたび始まるドラマのために』と書かれています。GODIEG◯の銀河鉄道9◯9にある歌詞の一部ですね。
富内線の歴史が紹介されています。元々は穂別町内の地下資源開発のために敷設された路線を政府が買収し国有化したようです。実はあまり知らないで訪問したのでここで初めて歴史を知りましたw 看板の前には謎のハサミがぶら下がっていますが、何でしょうね?
駅舎内部は開放されていました。かなりいろいろな物が展示しているようですが、無人で大丈夫なのか心配になります。
当時の運賃表です。
広末さんの写真があります。かわいいです。
高倉さんの写真…これは鉄道員(ぽっぽや)関連の写真かな?撮影は幾寅の幌舞駅だったはずですが。
よくわかんないで撮った写真に答えが出てました。『映画に出演した小道具たち』だそうで鉄道員(ぽっぽや)で使用した小道具の多くはここの展示物だったとのことです。
外に出てみました。構内にはホームとトロッコ、客車に腕木式信号機まで。かなり奥のほうまでレールが敷かれています。
このトロッコも、動かして良いのかどうかはわかりません。それよりも奥に続くレールが気になります。
近づいてみると、こんな感じで汽車が天空に飛び出すというアレのイメージでしょうか。
ほべつ銀河鉄道の里づくり委員会によって、宇宙飛行士の毛利さん案による銀河鉄道のイメージで宮沢賢治のイーハトーブを実現すべく造られたレールなんだそうですが、どちらかと言えば冒頭の看板に出ていた歌詞からも、『夜』より『スリーナイン』の印象ですかねw