(羽幌炭鉱跡#1からの続き)
錆びた階段をクリアし5Fに到達!
立坑信号表には昭和40年2月の日付があります。また、人巻時運転心得・手動運転時心得などが掲示されています。
ケージの運転室というところでしょうかね。
やはりあった、どうでも良い落書きw
こんな危険な思いまでして落書き、とは思えませんので、まだ立坑タワーの階段が危険な状態じゃなかった時代のものでしょうか。
立坑捲上機分解工具掛。分解メンテナンス用工具を置いていたのでしょう。
工具の一つ一つが巨大だったようです。布袋仕様ですw
左には『起重機』、右には『人を運搬する巻上装置』の認可証が貼られています。
ちなみに起重機というのを調べると、『人の力では動かすことのできない重量物をあげおろしするための機械』なんだそうです。それと『メインロープ仕様』『テールロープ仕様』も。
メインロープは名稱(名称)『フラット形コンセントリックロープ』、テールロープは『フラットロープ16本線4より8本並べダブル編み』です。
すみません、サッパリワカリマセンw
頭上には移動式のクレーンがあります。クレーンについている、青い看板が目を引きます。
最上階のエレベーターには、一階には無かった『▽①②③④⑤△』のランプと『呼ボタン』が残ってました。
エレベーターの向こうに見える梯子を上ると、5.5F→屋上へと続きます。
5.5Fの探索
5階から屋上までの間には運転室のような小部屋と、メンテナンス用と思われるいつくかの通路もあり、それらは鉄製の梯子で連絡されています。
これはエレベーターの『ロープ履歴』でしょうか?
19×6(ウォーリントン型)帝国産業㈱製、昭和39年9月18日取付、新品だそうです。捲揚げのロープは東京製網製。
足元には木箱が転がっています。木箱の漢字をなんとなく読み取ると『中国貴州茅台酒』?
茅台(マオタイ)酒は『中華人民共和国貴州省特産の高粱(カオリャン)を主原料とする蒸留酒』なんだそうです。要するに酒が入ってた木箱なんですねw
その下にある漢字は恐らく『毎箱丙打装』でしょうか?箱ごとに梱包している、という意味のようです。
この部屋、ガラスが少し遺っていますね。
ここから5Fを見渡すことが出来ます。
クレーン移動のためのレールが見えます。ちなみにこの場所、高さ的には5.8Fくらいかな?
後ろは硝子の無い窓際となっており、足を滑らせると一巻の終わりですので緊張します。
タワーの屋上へ
ついに制覇!屋上に到達です!高さは地上39m。
実は最後の梯子というか屋上への連絡口は非常に狭く、体ギリギリの広さで窮屈な姿勢を強いられるうえ、屋上へ出る時に方向を間違えると地面まで一直線となってしまいます。階段も危険でしたが、屋上にも危険なトラップがあるわけですね。
エキスパートの方2名が一緒だからこそ無事に登頂に成功しました!
頂上からは、炭鉱アパートでしょうか?数棟の建物が見えますね。
真下には丸い遺構、シックナー?が見えます。望遠で撮ってます。
羽幌炭礦鉄道の社章です。匍匐の姿勢で撮ってますw
屋上までの道のりは非常に危険ではありますが、一度は見ておきたかった場所でした。
凄い経験となりましたので、当分は登らなくても良いかなw









































