北海道夕張郡栗山町、JR北海道室蘭本線の栗山駅~栗丘駅間にある栗山トンネル。1892(明治25)年、北海道炭礦鉄道により建設されたトンネルは、1990(平成2)年の土砂崩れにより明り取りの一部が崩壊し、以来放置されています。
レールの先に土砂が見えます。今から120年前のトンネルということになりますが、コンクリート面もしっかりしていてまだまだ大丈夫そうに見えます。もう使われないというのが勿体ないですね。
明り取りのアーチがどこまでも続いています。レールの大半は当時から残されているそうです。特に思い入れのある場所ではありませんが、当時、アーチがマイブームだったので訪問しましたw
この赤い矢印ですが、わざわざ両面から見えるように書いてあります。それ程気になるというわけでもありませんが、何でしょうね?
このトンネルとレールが一体どこまで続くのかに興味はありましたが、今回は時間が無いので滞在時間わずか5分で終了ということに。
という訳で数年後に再訪。冒頭の写真とほぼ同じ位置に立っています。今回は隧道内の探索を行い、意味はわかりませんが様々な数字を見つけました。
まずは土砂が入り込んでいる部分。誰が取り付けたかロープが垂れ下がっています。下に降りるためのものでしょうか。
土砂から撮影。土砂は20年前からずっとそのままなのでしょう。天井が黒いのは蒸気機関車からの煤でしょうね。
明かり取りのアーチがずらりと並びます。
『18』という数字を見つけましたが何でしょう?18番格納庫?ライト・パターソン空軍基地?…何の数字かは不明です。
見づらいですが『194』と書かれているのは何かの標識でしょうか?
この辺りには点々と何らかの木材が置かれていました。