北海道夕張市、大夕張地区の廃道に架かる小巻沢林道橋。旧陸軍の重構桁鉄道橋(JKT)という貴重な土木遺産なんだそうです。
現在は廃道の道路橋ですが、元々は下夕張森林鉄道の鉄道橋だったものを転用したと言われています。
JKTは旧陸軍が戦地での応急架橋で多用していた『組み立て式のトラス橋』とのこと。
JKT=重構桁鉄道用(じゅうかまえげたてつどうよう)のこと、とネットにありましたw
小巻沢林道橋
とりあえず橋を歩いてみます。
路盤にはレールを敷き詰めた上に板が貼られていますが、板は既にボロボロです。
横から見ると、路盤代わりに敷き詰められたレールが確認出来ますね。
橋桁に渡されたレールを下から眺めてみました。
では下に降りてみます。
下から確認
橋を見上げます。レールがびっしり敷かれているのがわかります。
先ほど見えたコンクリート塊です。
左面に水切りのような金属が貼られています。右手前には金属が2本突き出ていますが、橋の一部だったものでしょうか?
下流側より確認
中央の橋脚と橋脚の間にあるのが重構桁ですね。
橋梁プレートをチェック
上流側より確認
水切りが施工されているので上流側ですね。
橋脚の下の部分が少しひび割れ、危うい状態になっています。
川に落ちていた水切りと似ているような気もします。
水切りは川の上流側に設けられ、橋脚への水流負荷を減らすためのものです。