朝日駅と朝日炭鉱跡(岩見沢市)

2014年5月19日月曜日

炭鉱 廃線・未成線

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北海道岩見沢市にある国鉄万字線の朝日駅は、朝日炭鉱の開坑に伴い1914(大正3)年に軽便線として開業した駅です。沿線の炭鉱閉山の影響で1985(昭和60)年に廃止となりましたが、1986(昭和61)年に万字線鉄道公園として駅跡が整備・保存され、当時の駅舎やホームを見ることが出来ます。駅の北側には朝日炭鉱の選炭場が、北西には炭鉱住宅が並んでいたようです。明治末期から開発された朝日炭鉱は、昭和49年に閉山となりました。

朝日駅は万字炭山森林公園の後に訪問しました。桜が咲いています。


鉄道公園ならではの駅舎と保存車両、案内看板などが見られます。


万字線鉄道公園案内看板


万字線鉄道公園案内看板その2


駅の入口には、朝日駅の文字が薄っすらと残っています。目を凝らせば見えてきますw


案内看板にあった、朝日駅炭山通り踏切のものです。


ホーム側の様子です。ゴミ一つ無く、現役無人駅のように手入れが行き届いています。公園広場には桜が咲き木製遊具もありますが、あまり訪れる人は居ないようです。


蒸気機関車B201は、1999年より展示されているそうです。


レトロな雰囲気が漂っていますね。


錆びた駅名標の向こうには、朝日炭鉱の選炭場遺構が見えます。


早速、遺構を確認に向かいます。林の中に坑口や何かの建物基礎などが点在します。


ネットでざっくり調べたところ、これは巻揚機の残骸のようです。


巻揚機の内部へ。太い鉄骨や何かの金属部品が残ってますね。


遺構の向こうに朝日駅が見えます。選炭場から目と鼻の先ですね。


この奥には朝日本坑がありますが、坑内水が湧き出しており装備が無ければ侵入は難しそうです。ゲートの柵は針金で縛られており開かないようになってますが、何故か左側の金網が破られていましたw


斜面の下にあったトタン小屋です。


中は空っぽです。これもネットでざっくり調べたところ、ポンプ小屋だったそうです。


煉瓦の遺構を見つけました。


煉瓦をよく見ると、数字とアルファベットが刻まれています。1963.2とK。昭和38年2月ですね。ここにはまだまだ多くの遺構があるようですが、今回見れたものは以上です。


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