北海道三笠市にかつて存在した、住友奔別炭鉱弥生坑。1905(明治38)年に吉備炭鉱として開坑した歴史ある炭鉱です。1920(大正9)年に東邦炭鉱の経営となり、1945(昭和20)年には住友鉱業に併合されました。
その後、1960(昭和35)年に住友奔別炭鉱奔別坑と統合になりましたが、1971(昭和46)年に発生したガス突出事故が引き金で全面閉山となりました。
と、ネットにある情報をまとめてはみたものの、記事により年代がバラバラなので合ってるかどうか不明ですw
住宅地の外れにある捲揚機台座
これは坑口の捲揚機台座と言われている遺構です。台座というからにはこの遺構の上に捲揚げの機械が乗っていたのでしょうが、肝心の坑口はどこにあるのでしょうか?
この辺りには住友奔別統合前までの古い斜坑があったとも言われておりますが、詳しいことは全くわかりませんw
捲揚台座の下には無断立入禁止と書いたものが掲げられています。この劣化具合、タウシュベツ川橋梁のアーチに雰囲気が似ています。
台座じゃなく坑口とも言われているようですが、それはどうでしょうか?坑道と繋がってた(坑道自体見当たりませんが)ものなら坑口というより坑門では?
こんな感じで周りは畑で囲まれていますので、勝手に入ることは出来ません。
土地所有者が偶然通りがかるのを待つしかありません。
良く見ると、横たわっている赤い金属を発見。レールのようです。『北の細道』さんによると、ここから数キロ山奥に弥生炭鉱の遺構があるようですが…
とてもじゃないけどそんな山奥、行ける気がしませんw
以上、弥生炭鉱の捲揚台?でした!