北海道釧路郡釧路町大字跡永賀村字跡永賀。ここにはかつての跡永賀小学校跡に、廃校を利用した公民館があります。
跡永賀の入口にある、釧路町難読地名看板です。今も残るという跡永賀炭鉱跡の聞き取り調査を目的に跡永賀村を訪ねましたが、正月明けの寒い日に散歩する人もおらず、結局誰にも会えませんでしたw
露天掘りの炭鉱とのことでしたので、それらしいものを探しているうちに偶然見つけたのがこの建物。入り口には『釧路町公民館 跡永賀分館』と書いてあります。
ぱっと見普通の二階建て民家ですが、良く見ると校章のようなものがあります。
真ん中に『跡』の文字が確認出来ます。跡永賀の学校跡ですね。
外観を見学しながら、あわよくば誰かが通りがかるのを待ちます。教室棟かな?跳び箱を置いてあるのが見えますね。
渡り廊下と体育館。窓こそ割れていませんが、壁や屋根はもうボロボロになっています。
調べてみたところ、ここは跡永賀小学校だったようです。跡永賀村は1870(明治3)年に佐賀藩の佐野孫右衛門が漁民を移住させたことに始まるようです。小学校の開校は1880(明治13)年で閉校は1980(昭和55)年との記録を見つけました。ちょうど100年目で閉校となったようです。
体育館の裏側です。建物としては昭和40年代くらい、築40~50年くらいでしょうか?ここに学校があったことは今日まで知りませんでした。
学校の周りを調べてみましたが、年代を特定出来るものは見つからず。
本来の目的だった炭鉱跡も見つからず、誰かに聞こうにも誰にも会えずでしたが、偶然学校跡を見つけたので良しとしますw