北海道釧路郡釧路町大字跡永賀(アトエカ)村字冬窓床(ブイマ)にある産業遺産を探してきました。
住人は昭和59年頃に居なくなり無住集落となりましたが、現在も昆布漁は行われているようで、漁期になると崖下から運搬車両を使って昆布を引き上げていると聞きます。
ここにはかつて稼働していた捲き揚げ機や索道の支柱とゴンドラなどが遺っているとの情報を見つけたので、現地を調査してきました。
釧路町難読地名看板
太平洋シーサイドラインと呼ばれる道道142号脇にある釧路町難読地名看板です。
秘境と言って良いのかわかりませんが、この看板で地名や由来はわかるものの入って良いとも悪いとも書かれていないため近寄りがたい、という意味では秘境です。
ちなみに下の方にある初無敵←→跡永賀はそれぞれソンテキ・アトエカと読みます。
アトエカはまだしも、ソンテキなんて知らなかったら絶対に読めないw
噂の索道跡を探して
車止めゲートを抜け、遺構を探しに歩きます。
タイヤ痕があるので車が出入りしてはいるようですが、頻繁に出入りしている雰囲気はありません。
野生動物が出てこないかビクビクしながら歩きます。
日暮れがせまるなか、徒歩10分程度でやっと目的のものが見えてきました。
ロープウェイの支柱です。
索道の支柱
タイヤ痕はここで途切れ、索道の支柱から下は急斜面となっています。
遥か下の方は海岸になっていて建物もありました。
一昔前までは、この索道を使って収穫した昆布を崖上まで運搬していたと聞きます。
まずは支柱を確認。支柱の足元には、ワイヤーと金具が残っています。





















