幾春別炭鉱跡(三笠市)

2012年10月14日日曜日

炭鉱(他)

t f B! P L
北海道三笠市の北炭幾春別炭鉱は北海道で2番目に開坑した炭鉱です。1889(明治22)年、北海道炭鉱鉄道会社により出炭を開始し、1957(昭和32)年に閉山となりました。現地では道内最古の1920(大正9)年に完成した立坑櫓である錦立坑櫓の他、捲揚室や変電室など当時のものを見ることが出来ます。現在は不明ですが、2012年訪問時は建物内部に入ることが出来ました。
三笠市立博物館の裏手から錦橋で幾春別川を渡り、森林鉄道の橋脚跡を見ながら炭鉱遺構を目指します。


徒歩数分で、現存している立坑のなかでは北海道最古の錦立坑に到着です。


この滑車の下に立坑があったようです。


北炭のマークが確認出来ます。


捲揚の建物から滑車と土台が飛び出ています。


建物から飛び出している滑車です。


立坑櫓に付属の捲揚の建物です。レンガが美しいですね。


真っ先に目に入るのは先程の滑車と土台。


捲揚室の様子です。


この滑車を動かす機械が設置されていた建物です。


建物の外から捲揚室を覗くと、滑車が見えます。


数メートル離れた場所にあるもう一つの建物、変電室の建物です。


建物内部には何も残されていません。


天井にフックがありますが、何か吊るしていたのでしょうか?


機械の土台でしょうか、アンカーボルトが出ています。


こちらはもう一つの見どころ、錦坑坑口です。レンガ造りの美しい坑口は錦立坑と繋がっており、立坑から積み替えた石炭を出していた水平坑口のようです。


今も坑内水が出てきており、ほんのり硫黄が香ります。


良く見るとパイプがいくつか確認出来ますが、どこかに繋がっていたのでしょうか?


更新状況

ブログランキング

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキング

注目の投稿

室蘭工場夜景2018

2017年、北海道室蘭市の工場夜景に異変が発生しました。2017年9月、JXTGエネルギー室蘭製造所が2019年3月末をもって製品製造部門から撤退することを発表。室蘭の工場夜景は人気が高く、新たな観光資源として注目を集めていたのですが、室蘭観光協会は撤退によって『どの程度明かりが...

人気の投稿

注意事項

遺構については個人が趣味の範囲で調べたものですので、必ずしも正確なものではありません。また、当ブログでは熊などが生息している危険な場所を扱うことがありますが、探索を推奨するものではありません。なお、当ブログを見て何らかのトラブルに巻き込まれても当方は一切責任を負いません。

個人情報について

QooQ