東京都千代田区神田神保町に存在した、1927(昭和2)年竣工の雑居ビル。耐震性の問題から解体が決まり、さよなら九段下ビルと題して展示会が行われ、当時は建物内の一部を見学可能としていました。2011年12月訪問。翌2012年2月には完全に解体されてしまいました。
取り壊しが決まったという当時話題の九段下ビル。某、毎度おなじみ流浪の番組で生ける廃墟として取り上げられその存在は知っていたので、出張ついでに立ち寄りました。いくら内部公開されてるとは言え夜も遅く、雰囲気だけ味わって来ました。ザ・ミーハーw
時間も時間だけにギャラリーに立ち寄るつもりも無いので、まずはトイレを見学w
トイレ内部を見学w
使用禁止となっていました。
九段下ビルの階段です。古さは感じますが、現役でメンテナンスされてた分炭鉱アパートよりは全然新しそうw
階段室では上の階から笑い声が絶え間なく賑やかに聞こえていました。当時マスコミでも多く報道され人が集まっていたのでしょうか。なんか苦手な雰囲気だったので早々に退出!
こちらは共用の手洗い場かな?
外に逃げて来ましたw 東京のど真ん中にありながら落書きが酷いです。
落書きの上に貼られた解体工事の貼り紙です。解体建築物の概要によると、敷地面積は1837.8平方メートル 地上3階 一部4階 地下0階 RC造、だそうです。石綿(アスベスト)『有』に◯印がついています。
味のある九段下ビルのプレートです。
生ける廃墟というか、そもそも生きていたら廃墟じゃないんですが、歴史ある建物が無くなるということで記念的訪問でした。
ビルの裏側は蔦だらけになっています。九段下ビル解体の工期は2012年3月31日まで。解体後は学校が建つようですね。