北海道釧路市阿寒町にある神秘の湖『シュンクシタカラ湖』。日本国内最後に発見された湖というウワサです。
開発の手がほとんど入っておらず湖までの林道は一部荒れ、熊がウロウロしていたりするので、辿り着くのが大変な湖です。
シュンクシタカラ湖案内図
雄別炭鉱の隣町、布伏内(ふぶしない)にある案内図です。ざっくりした地図とだいたいの距離が表示されています。あまり案内する気はなさそうですw
写り込んだ看板は「アトリエ&喫茶かくれんぼ」。2006年オープンのお店ですが、行ったことはありません。布伏内は雄別炭鉱のベッドタウンとして発展しましたが、閉山と共に人口が激減、閉山交付金で企業誘致を行ったもののうまくはいかず、現在では人口500人弱とのことです。
知る人ぞ知る秘境ラーメン『真澄』の塩ラーメンが有名でした。スープは四種類の塩から選べるんですよね。
炭鉱町の名残で、このような炭鉱住宅がたくさんありますが、半分は使用されてないようです。
林道へ突入
早速、シュンクシタカラ湖までご案内いたします。最初はこのように整備された未舗装路ですが、途中でかなり荒れ出します。
最初の分岐点です。右は作業現場に出ますので、ここは左です。
舌辛橋(したからばし)です。
だいたい5km地点にある看板。舌辛はあるのにシュンクの漢字は無いんですね。
付近には堰堤があります。
寄り道します。
堰堤で見つけた水準点の金属標です。なんかカッコいい!
ポツンと廃屋もあります。
少しずつ道幅が狭くなりはじめます。
一の橋。昭和37年竣工と書いてありました。
岩肌剥き出しで、通のあいだで”ミニ層雲峡”と呼ばれる風景が続きます。
シュンクシタカラ湖までの林道中間地点。道幅は狭く、ところどころに落石もあります。
岩肌が鋭いです。しかもテカってます。
落石が多いのでネットがかけられています。
小さな滝です。
三段瀧の橋
先程の小さな瀧が三段瀧でしょうか?
エゾシカがこちらを見ています。
最後の分岐点。ここは左。
シュンクシタカラ湖の看板
神秘の湖に到着しました。人里離れたヒグマの生息地なので、注意が必要です。
油断すると足を滑らせて湖に落ちるので慎重に。
当然展望スペースなどもなく、どこで撮っても必ず樹木が写ります。熊などの野生動物の危険もありますが、自然に囲まれた静かな良いところです。
みるみる霧が立ち込めてきました。
遠くからは聞いたこともない鳥の鳴き声が聞こえ、神秘的というか不気味w
(当時は)じゃらんなどにも載っていないようなマイナースポットで、釣りをやる人くらいしか行ったことも聞いたこともない、そんな湖です。
行くまでが大変で来たところで何もありませんが、大自然を満喫出来ますw
現在は閉店されてしまいましたが、当時は秘境ラーメンを食べてドライブするのが楽しかったという、林道好きへのオススメスポットでした。
以上、神秘の湖でした!