太平洋炭鉱展示館

2011年10月8日土曜日

資料館 太平洋炭鉱

t f B! P L
北海道釧路市にある旧太平洋炭礦炭鉱展示館。2011年10月訪問。入口には日本一の大塊炭、1Fには模型などが展示してあり、地下は模擬坑道となっている。模擬坑道は、建物外観からの想像以上に、そこそこの広さがある。なお展示館は桜ヶ岡という中心部からかなり外れた立地で、観光客が気軽に立ち寄ることが難しいことからいつ行っても誰も居ない印象ではあるが、夕張の模擬坑道に比べたら規模は小さいものの雰囲気は良く、炭鉱好きならきっと満足すること請け合いだw

玄関ガラスの向こうに『日本一の大塊炭』が見えます。
夕張の石炭博物館にもありましたが、ここの地下にも模擬坑道があるので見学してきました。入館料は大人300円/子供200円でリーズナブルです。無人と聞いてたのですが、中に入るとたまたま(?)男性の係員がいらっしゃいました。折角なので太平洋炭鉱についてお話を伺ってみました。


釧路炭田。以前図書館で借りたことがあったが、専門家ではないので難解な本だ。
炭鉱に興味があることを話すと私物の本を見せてくれたり、棚から資料を出してくれたり、採炭や選炭の解説をしてくれたりと、とても親切に対応していただきました。


模擬坑道案内図。
いよいよ地下にある模擬坑道へ。夕張の模擬坑道よりこじんまりとしています。

~模擬坑道案内図~
①坑内電気機関車
②材料鉱車
③シャトルカー
④コンティニアスマイナー
⑤自走枠
⑥ドラムカッター
⑦切羽コンベヤー
⑧ステージローダー


①坑内電気機関車+②材料鉱車。
模擬坑道というか、地下展示場?…とは言え、坑道の雰囲気は出ていますね。


パネルやミニチュア模型なども展示しています。


③シャトルカー


④コンティニアスマイナー(の一部)


運転席かな?


SD採炭切羽方式の解説。
⑤自走枠→⑥ドラムカッター→⑦切羽コンベヤー→⑧ステージローダー


カッター拡大。


自走枠。


坑道というほど規模は大きくないのですが、一人でゆっくり見学出来ます。冷んやりした地下空間で静寂を楽しみたい方にオススメしますw


注意事項

遺構については個人が趣味の範囲で調べたものですので、必ずしも正確なものではありません。また、当ブログでは熊などが生息している危険な場所を扱うことがありますが、探索を推奨するものではありません。なお、当ブログを見て何らかのトラブルに巻き込まれても当方は一切責任を負いません。

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