石炭博物館(夕張市)

2011年10月5日水曜日

資料館 炭鉱

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北海道夕張市にある夕張市石炭博物館、2011年10月訪問。史蹟夕張鉱(模擬坑道)まっくら探検に行ってきました。模擬坑道は2018年にリニューアルされたようですので、その前の状態です。その後、2019年に模擬坑道内において火災が発生、現在はクラウドファンディング(2023年2月終了)により再開を目指しているようです。

史蹟夕張鉱まっくら探検は、総延長180mの模擬坑道をキャップランプで歩くというなかなか楽しい経験でした。


地下1000mにある坑道まではこの立坑ケージ(エレベーター)に乗り込みます。エレベーター内は真っ暗でケージで降りているような音が鳴っており、入坑の雰囲気を堪能出来るという演出です。


ヒンヤリした坑道内には、こんな感じで展示品が多数並んでいます。ちなみにこの時もスマホ(au IS05)撮影のため、ブレブレの写真が続きます。


キャップランプとバッテリー


入坑前の自己捜検です。ヘルメットを装着し片手にパンフとスマホと、随分お気楽な格好で入坑しますw


いよいよ、ここから模擬坑道になります。資料によると、『公開されている国内唯一の炭鉱坑道で、延長180m。1939(昭和14)年に皇族が夕張を訪れた際に見学用坑道として整備された。1954(昭和29)年に、昭和天皇・皇后両階下が訪問された際に、ダブルジグコール・カッターが設置され、模擬坑道としての形が整えられた。その後、映画撮影、救護隊の訓練、一般見学などにも利用された。地中にある実物の炭層を見学できるほか、上添坑道・下添坑道・採炭切羽・斜坑などの炭鉱の坑道骨格を実見することが出来る』との事です。


それほど暗いというわけではありませんが、良い雰囲気ですね。見学用のため足元は整備され歩きやすくて安心。


緩やかな階段を降りながら坑道を見学。手摺りもあるので安心です。


ISO最大3200のスマホですが、三脚を持ってないので苦労して撮ってます。


機械類もたくさん見られましたが、残念ながらそんなに撮れてませんw


あっという間に出口が見えます。最後は登りになります。


外へ出たところです。模擬坑道は救護隊の訓練坑道として実際に使われていたもので、見学用に改修したんだとか。※2019年、模擬坑道で火災が発生しました。火災原因について調べてみると、「坑道内の木枠に何らかの原因で着火し、石炭層に燃え移った可能性がある」と言われているようです。早期復旧を祈っております。


手元のパンフによると「進発の像」、その向こうには夕張炭鉱第二砿の天龍坑が見えます。資料によると、『1900(明治33)年に第三斜坑として開坑、1918(大正7)年に天龍坑と改称された。夕張炭鉱初期の主要坑道だったが、1938(昭和13)年にガス爆発事故が発生し採炭が中止された。石炭露頭に開削された坑口で、北炭夕張鉱業所内で最大採炭量を誇った第二砿における代表的遺構のひとつ。入気・排気の坑口が対になって残っていること、赤レンガの化粧坑口が意匠的に美しいことが特徴』との事です。


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