幌別鉱山跡(壮瞥町)

2018年10月28日日曜日

鉱山

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北海道有珠郡壮瞥町にあった硫黄鉱山跡、幌別鉱山黄渓の廃村跡を探索しました。

明治時代末期からの鉱山で、1973(昭和48)年に閉山。全盛期には戸数400戸、人口2,500名の集落があったようです。

下調べもなく急遽思いつきで訪問したため迷いました。

しばらくさまよい歩くハメに

幌別硫黄鉱山坑廃水処理場の看板を横目に道道2号から分岐、道道327号蟠渓幌別線(未成線だそうです)へ…来たはずでしたが、路面はやけに真新しい砂利の敷かれた綺麗な道。

いきなり道を間違えた気もしますが気にせず進みますw


この辺りから砂利も無くなってきてそれっぽい雰囲気になってと思っていると、突然森の奥で物音がしました。

急いで写真に撮って確認するとやけに真っ黒な謎の動物の姿が。


帰ってから確認すると普通のシカでしたが、現地では真っ黒に見えたんです。


得体の知れない動物にビビりながらも辿り着いた場所はただの行き止まりの原っぱでした。

やはり道を間違えていたようです。


迷いながらも廃村『黄渓』に到達

今となってはどこをどう間違えたのかわかりませんが、今度こそ正しい道へ。

廃村黄渓に到着です。

30分くらいのロスでしたが、時刻は既に16時前。


これは黄渓のポータル、『プロパンガス庫』と言われる建物です。


当然プロパンガスボンベは撤去済みですね。


山道を辿ると建物が見えてきます。


内部は木で埋め尽くされています。夏場じゃなくて良かった。


入ってみます。建物はブロック造のよく見るタイプです。


集合煙突の煤取り口付近にはビール瓶が転がってました。


この窪みは何でしょうか。

浴槽でもあったのかな?


建物外観です。窓は木枠でガラスが1枚残っています。

鉱員住宅かと思いましたが、どうやらこれは黄渓郵便局の建物だったようです。


郵便局の壁や窓でしょうか、木材とガラス片が倒れています。


植物がブロックの壁を覆い尽くすのは時間の問題でしょう。


周辺にあるのはこの建物だけのようです。


少し進んでみると浴場の建物がありましたが、日が暮れそうだったのと藪漕ぎを嫌って諦めました。

黄渓には他にも鉱員住宅や病院、学校跡なども遺っているようです。


以上、今度はもう少し調べてから訪れますw


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