S病院跡

2018年1月1日月曜日

歴史的建造物

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某場所にある、地殻変動で倒壊してしまった『S病院』。観光地化されている遺構とは言え、詳しいことは伏せておきます。歴史を後世に伝えるため現状保存されている筈の建物が、心無い者たちに心霊スポットとして扱われ、破壊行為や放火未遂に落書きなど酷い仕打ちの跡が見られる建物の現状をレポートします。災害時は全員無事避難し誰も亡くなっていませんので、ここは心霊スポットではありません!

地盤ごと大きく歪んでいる病院だった建物。この建物は災害の影響により2~3ヶ月かけて徐々に倒壊していったようです。


この建物は『歴史を後世に伝えるため現状保存』しているというものです。


既に半壊状態なので危険につき立入禁止となっていますが、どのくらい危険なのかを確認するため内部を調査してみました。


[危険その1]天井崩落の危険。病院内は真っ直ぐな通路が十数メートルも続いているという造りですが、その通路の天井が今にも落ちそうな状態です。


[危険その2]散乱する割れた陶器。足元にも破片が散らばり、ここで転んだら大怪我とトイレで転んだという精神的ダメージも大きいです。


これはどう見ても割れたと言うより人為的に割られたのではないでしょうか?この不自然な便器の割れ方はDQN『便器破壊魔』によって荒らされた感じですね。酷いです。


手洗い場の足元にはガラスの破片が散乱しています。こちらもDQN『ガラス破壊魔』に荒らされたのでしょうか。


[危険その3]平衡感覚を失うほどの湾曲ぶり。地盤ごと歪んでいるのがわかります。


[危険その4]今にも崩れそうな骨組み。天井だけではなく壁も露出しており、バランスを失うと全て崩れてしまいそうです。


[危険その5]外からは丸見え…以上、5つの理由から、この建物がどれくらい危険かを確認しました。


危険を確認後、速やかに撤収します。これは病室でしょうか?217と書いた扉。


トイレの個室には大量のジャパネット。


外からは木が侵入しています。


錆びた機材なども落ちています。


剥がれたフロアタイルの上には金属トレーや瓶が残っています。


壁には落書きされた跡が。40年前から現状保存されている建物に入り、わざわざくだらない落書き。


火遊びでしょうか?ここには焼け焦げたような跡が見られます。


地元では単なる心霊スポット的な扱いだったのでしょうか?残念なことに『歴史を後世に伝えるため現状保存』という訳にはいかなかったようです。


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