士幌線 タウシュベツ川橋梁2013

2013年6月26日水曜日

廃線・未成線

t f B! P L
旧国鉄士幌線の旧線、上士幌町の糠平湖に遺るタウシュベツ川橋梁。1937(昭和12)年竣功なので、2013年は竣功76年目となります。この時期は湖底が露わになり、橋梁の全てを見ることが出来ました。

まずは遠方から、
11連のアーチ橋タウシュベツ川橋梁を確認します。この時期、糠平湖の湖底には雪というか氷が所々に見られました。


士幌線の廃線跡です。この先にタウシュベツ川橋梁があります。この日は自転車で来ていましたが、こんな所を走ったら雪解けの水でベチャベチャになるので歩きました。


徒歩4分ほどでタウシュベツ川橋梁に到着しました。


春の雪解けと共に水位が上がり始め冬にはほとんど水没、湖が氷ったあとの冬期間は再び水位が下がり始めるため氷によるダメージも大きく、コンクリートがボロボロになっているように見えます。


路盤上を確認するため、取り付き部分に乗ります。


路盤上は崩落の危険があるため、チェーンが張られて通行禁止となっています。


11連のアーチをバッチリ撮影!


糠平湖の湖底へと降りて行きます。


逆方向からも撮影しました!


ふと湖底を見ると、無数の切り株があるのを確認。野付半島のトドワラを彷彿とさせます。


新聞等では今年で見納めと言われているタウシュベツ川橋梁ですが、その崩壊具合を確かめてみます。


内部に詰めてあった玉石などが流れ出ています。崩落するとしたらこの部分でしょうか。


ここはコンクリートがかなり薄くなっています。ここも危ないですね。


橋脚の横を雪解け水が川となって流れています。浸食によりすり減って丸くなっているコンクリートですが、橋脚の一部にはまだ「面」が見られますね。


崩壊が一番激しかった部分以外にも、このような穴はいくつか見られました。やはり崩落してしまうのも、もはや時間の問題でしょう。


注意事項

遺構については個人が趣味の範囲で調べたものですので、必ずしも正確なものではありません。また、当ブログでは熊などが生息している危険な場所を扱うことがありますが、探索を推奨するものではありません。なお、当ブログを見て何らかのトラブルに巻き込まれても当方は一切責任を負いません。

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