神の子池とハイランド小清水(斜里)

2019年9月29日日曜日

工場夜景・街夜景 秘境・林道など

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北海道斜里郡清里町にある神秘の泉『神の子池』と、同じく斜里郡小清水町にある展望台『ハイランド小清水』。神の子池は、澄んだ水と蒼く見える水面(一部のみ)が特徴で、周囲僅か220mほどの小さな池です。ハイランド小清水は藻琴山の中腹、標高725mに位置する展望台。高所にあることと周辺に光害となる明かりが少ないため、星空を見るには最高のスポットでした。

道道1115号摩周湖斜里線から未舗装路に入ります。道なりに2kmほど進むだけなので楽勝ですが、2012年現在、観光地としてはあまり手が入っておらずガードレールが一切無いので注意が必要です。この日は雨が降っていたようで、路面が濡れていて軽く危険でした。


駐車場と簡易トイレです。数年前はこんなに締め固められた駐車場ではなかったと記憶しています。


神の子池を説明する、真新しい看板が設置されています。摩周湖の伏流水から出来ていると言われ、湧き出る水量は一日12,000t。摩周湖は他の湖とは違い河川とのつながりがないため法律上は湖ではなく水溜りのようですが、河川の出入りがないにもかかわらず年間の水位変動が少ないことから、ここ神の子池のような伏流している場所が他にも数箇所存在していると言われています。


看板がもう一つ。行政も力を入れているようです。


以前は無かった看板の横に柵も設置され、少しずつ人の手が入ってきているようです。


蒼い水に湖底の倒木が見えます。この色は石灰成分の反射とか、池の底に溜まる銅と水の科学反応だとか言われているようです。ちなみに、薄曇でもしっかりとブルーでした。


ご覧のように、ブルーなのは一部分だけですねw


池の底に眠る倒木ですが、水温が年間を通して8℃と一定のため腐らないようです。


神の子池からは、かなりの勢いで水が流れ出ています。


この注意書きのお陰か、以前は池の中が小銭だらけでしたが今は見当たらなくなりました。トレビの泉じゃないんだからw


看板に効果はあったようです。


小銭が落ちてたのは確か、この辺りだったはず。今は何にもありませんね。

 


2019年9月末、7年ぶりに再訪しました。看板の位置が変わり、隣には観測装置のような謎の機械が設置されています。


既に日没が近いので観光客はまばらです。池を囲う木道などが整備されたようで、昔のような秘境感はなくなったかも知れません。


神の子池です。7年ぶりでもあんまり変わってませんね。


相変わらずこの部分だけ青色に見えます。


青色の理由は池底の石灰や水酸化銅の影響とも言われているようですが、未だにハッキリしないとのこと。


清里町のwebサイトによると神の子池は今年の9月から木道塗装工事の予定があり、部分的な立入り制限があるようです。


ついでなので神の子池から車で15分ほどの場所にある裏摩周展望台へ。摩周湖第一~第三展望台の、摩周湖を挟んだ逆側に位置するのが裏摩周展望台です。ちなみに摩周湖第二展望台は昭和14~15年頃、摩周外輪山に道がつけられた際、当時撮影スポットとして人気があった狭いスペースのことを第二展望台と呼んでいたようで、危険な場所にあるため開発されることなく自然消滅した幻の展望台と言われています。


肉眼ではほとんど真っ暗な時間帯だったのと、元々摩周湖展望台の中でも不人気な場所ですので他の観光客は居ませんでした。


月の入りを待ってからハイランド小清水725へ。カメラの設定にモタモタしてたら天の川が良く見える時間帯を逃してしまいました。


ハイランド小清水725は、その名の通り標高725mの高さにあり、光害も少なく星空にはうってつけの展望台です。


まだ9月の終わりですが風が強かったためか我々の他には誰も居ませんでした。


我々の住む天の川銀河。2014年、天の川銀河が属するおとめ座超銀河団がラニアケア超銀河団の一部だったことが発見されました。宇宙の広大さを感じてますw


気がつけばいつの間にか雲海が出来ていました。標高を感じさせます。


滞在時間90分くらいかな?寒くなってきたので帰ることに。


最後は愛車と星空を記念撮影しました。


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